ランドセルの生地の素材を知りたい。各材質の特徴とメンテナンス方法

ユーコ

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こんにちは。「ランドセルの123」編集長のユーコです。

ランドセルに使われている生地の素材は何でしょう?

この記事を読むと、使われている各素材の特徴とメンテナンス方法がわかります。

ご参考にしてください。

ランドセルには天然皮革と人工皮革がある

最近は、カラフルでデザイン性に富んだランドセルが増えてきて、ランドセル選びに迷ってしまうことも多いのではないでしょうか?

ランドセル売り場に並べられている商品を見ると値段の違いがあることに気がつくはずです。

この値段の違いは一体何にあると思いますか?

カラーやデザインの違いは素人でもよくわかりますが、比較的リーズナブルなランドセルと、高価なランドセルでは使われている素材が大きく違っているのです。

ランドセルに使われている素材は大きく分けると、

  • 天然皮革
  • 人工皮革

の2つに分けられます。

天然皮革とは文字通り、動物の皮からなるランドセルです。

人工皮革は天然皮革に似せて、人工的に作られた皮製品のことを指します。

さらに天然皮革では、「牛革」と「コードバン」と呼ばれる馬の皮に分けられ、一般的にランドセルに使われる人工皮革は「クラリーノ」と呼ばれます。

それぞれ触ったり、背負ってみると感触が違うのがわかるでしょう。

牛革、コードバン、クラリーノ。

それぞれにメリットや魅力の違いがありますので、それぞれの概要をご紹介します。

天然皮革(牛革、コードバン)の特徴

牛革の特徴

昔はランドセルといえば主流だったのが、牛革のランドセルです。

現在ではクラリーノのランドセルが一般的になってきたので、牛革のランドセルを使用する子供は少なくなってきました。

しかし牛革のランドセルは、耐久性に優れているというメリットがあります。

また見た目にも高級感があるのがわかります。

触った感触もとても滑らかなのも特徴で、やはり天然の革ということだけあって使えば使うほど、味のある風合いが出るのも魅力です。

コードバンの特徴

コードバンは馬革からなる革製品のことを指します。

牛革も見た目に大変美しい素材と言われていますが、コードバンは、最高級素材と称されるほどに艶のある美しさが特徴です。

さらにコードバンは、牛革に比べても耐久性に優れており、丈夫さと美しさの両方を兼ね備えています。

ただし長く、美しい艶を保つ馬の革は希少であり、牛革よりもさらにお値段が張り、70,000円〜と高めの価格設定となっています。

天然皮革のメンテナンス方法

牛革・コードバンなどの天然皮革で作られたランドセルは、上手に使えば使うほどに味わいが出てきます。

1年生だったころの新品のランドセルと、6年生に上がった頃の天然皮革のランドセルは、また違った味わい深さがあって、子供の成長とともにランドセルも磨かれていくのか特徴です。

しかしとてもデリケートな素材なので、日頃からのお手入れが大切になってきます。

まず濡れてしまったときは、ランドセルの表面の水気を拭き取りましょう。

そして日陰でゆっくり乾燥させてください。

ランドセルを濡れたままにしておくと、色落ちや変形してしまう可能性があります。

濡れたランドセルを急いで乾かそうとして、ドライヤーなどを当ててしまうと革がシワシワになってしまうこともあるので、くれぐれもゆっくり乾かしてください。

天然皮革のランドセルに汚れがついてしまったときには、やわらかい布で優しく汚れやほこりを払います。

それでも取れなかった場合には、やわらかい布に少し水をつけて優しく押し当てます。

その後日陰でゆっくりと乾かすようにしましょう。

天然皮革のランドセルは、基本的にはから拭きで汚れを落とすことが鉄則です。

ランドセルの汚れを落とそうとムリにこすってしまうと、表面にダメージを与えてしまうので、天然皮革のランドセルは優しく丁寧に取り扱うようにしてください。

革製品はオイルを使ってメンテナンスすることが多いのですが、ランドセルに施された撥水加工を落としてしまうことになるので、オイルを使ったメンテナンスはしない方がよいでしょう。

人工皮革の(クラリーノ)の特徴

クラリーノとは人工皮革の一種であり、ランドセルに使われる人工皮革の7割以上はクラリーノが使われていると言われています。

最近では、天然皮革のランドセルを持つ子供より、クラリーノのランドセルを使っている子の方が圧倒的に多いでしょう。

人工皮革と合成皮革とは同じと間違えられやすいのですが、まったくの別物であり、素材の特徴にも大きく違いがあります。

合成皮革の場合、表面に傷がつくとそこから繊維に沿って裂けていき、破れてしまうことが多いです。

しかしクラリーノを含む人工皮革は、傷がついてもそこから繊維に沿って破れることはない丈夫な素材です。

ランドセルは子供が使うものですから、投げたり、ぶつかったりして当然汚れたり傷が付いてしまうことも考えられます。

その点で傷に強いクラリーノは、子供が使うランドセルには適した素材といえるでしょう。

天然皮革に比べると値段も安く、3万円台から購入できます。

  • 型崩れがしにくいのに軽量で背負いやすい
  • 耐水性にも優れているので、雨が降ってもお手入れが簡単

これらも人気の理由です。

人工皮革のメンテナンス方法

人工皮革のランドセルは、天然皮革のランドセルに比べると傷や水には強いので、お手入れがとても簡単です。

人工皮革の場合も、基本的なお手入れはから拭き。

もともと人工皮革は、防水加工、撥水加工が施されているので、雨に濡れた時は乾いたタオルでさっと拭いてあげるだけで充分です。

ランドセルに汚れが付着してしまった時には、

  • 水拭きをする
  • 毛のやわらかいブラシで汚れやほこりをさっと払う

だけで充分でしょう。

それでも汚れが取れなかったときには、クラリーノなどの人工皮革であれば、中性洗剤を薄めて拭き取ることも可能です。

天然皮革に比べて水気に強い素材なので、少量なら洗剤を使っても表面にダメージを与えることはありません。

ただし人工皮革は強い素材とはいえ、放り投げたり乱雑な使い方をすると、表面がひび割れてきたり、ランドセルの形が変形することがあります。

天然皮革と変わらず丁寧に、気をつけて取り扱いましょう。